山の中の小さな村、草木と共にある自給的な暮らし、めぐる季節と共に絵画制作をしています
霧雨の中 佇んでいると 海の中にいる気持ちになる
水の記憶 光の記憶 大気の中にある様々な目には見えないものの記憶
それは一枚の葉へも降り注ぐ
海や宙や大地の記憶
それは私の身体にも降り注がれている
たくさんの粒がつまっている
山の暮らしの中
大地と心を通わせていると
すべてつながり
めぐりめぐっていることを感じる
そこは山でもあり 海でもあり 宙でもある
あしもとの小さな花々はまるで銀河
ゆれる葉は海の泡 海の泡は砂のながれ ながれる砂は星のまたたき
とけあう あしもとのそら